
グラスサインマスター 前編
2021年8月6日放送
#89
グラスサインの核となる技法ミラーゴールドに挑戦
今回3人が訪れたのは京都の田園風景が広がるのどかな田舎町に佇む工房。その高級感溢れる入口扉の装飾にもなっているグラスサインをマスターする。グラスサインは1枚のガラスを全行程手作業で加工した装飾ガラス作品。最盛期の1930~40年代にはハイブランドやブティック、高級ホテルなどがこぞって看板や店内装飾に使用した。戦争を経て街で目にする機会は減ったが、一部のアーティストのみに継承されるクラシックアートとして近年再注目されつつある。そんなグラスサインの肝とも言える金箔を使ったミラーゴールドという技法にチャレンジした。

- 今回のマスターは
- 片岡弘希
2014年にアメリカ西海岸エンシニータスで修業を積み、ガラスを使った欧米の伝統工芸グラスサインを日本に初めて持ち帰った片岡さん。現在日本で唯一の本格的なグラスサイン技術は、YouTubeで配信したクラフト動画の視聴者から作品を1000万円で譲ってほしいと依頼が来るほどの価値がある。

-
MISSION
01
水のりを塗ったガラスに金箔を貼る
ミラーゴールドの全3工程を3人で分担して「ロゴス」と「おあそびマスターズ」の文字が入ったデザインの作品を作り上げる。はじめのガラスに金箔を貼り付ける工程は井本さんが担当。1枚約500円の金箔を4つにカットして筆に乗せ、水のりを塗ったガラスに丁寧に貼り付けていく。金箔は鼻息で吹き飛んでしまうほど軽く、気の抜けない繊細な作業だ。金箔の破れや抜けてしまった隙間は後からタッチアップできるそう。
-
MISSION
02
水をかけてブラシで金箔を削りとる
続いてペイント以外の部分の金箔をこすって削り取る作業はヒデさんが挑戦。水をかけて大胆にブラシでこするとマスターが事前に準備してくれていたペイント部分以外の金箔がみるみる削りとれていく。7~8割の金箔は削りとってしまうことになるそうだ。ある程度金箔が落ちたら、フランス製の洗剤を使ってコットンで細かいところまで仕上げていく。
-
MISSION
03
はみ出さないよう塗料をペイントする
ペイントを行う背景色はおあそびマスターズの番組ロゴのカラーに合わせて赤とオレンジに決定。ここは手先の器用な藤原さんがアメリカ製の塗料を筆ではみ出さないように慎重に塗っていく。ポイントは小指を縁に沿わせてガイドにし、まっせぐに線を引いて塗っていくことだ。最後にマスターが仕上げを行ってミラーゴールド作品の完成。

今回のPICK UP
アイテム

LOGOS THE KAMADO EMiwa コンプリート
5WAY+1で同時料理もできるスタンド型万能調理グリル。遮音カバーを使用すると400℃での調理が可能となり、アイディア次第でどんな料理も楽しめる。組み立てはパーツを開いて重ねるだけのシンプルな設計も◎。3万7400円(税込)

LOGOS
COLLECTION

温度調節もできる夏のアクティブスタイル
今回3人の衣装をコーディネートしたのはLOGOSショップららぽーと湘南平塚店の木川田さん。夏でもアクティブに動きやすい半そでとハーフパンツ、室内でも温度調整可能なアウターやトップスを合わせた夏にぴったりのコーディネートだ。
●井本さん(中)/シザーシェル1万3200円、モミフィルダーショーツ5478円、シューズLIENZ1万7000円
●藤原さん(右)/T-A cheeze BA4389円、モミフィルダーショーツ5478円、シューズ私物(以上、すべて税込)