本来のディスクゴルフでは全18ホール（または9ホール）のトータルスコアで競うが、今回は特別に5ホール限定で個人戦を行うことになった。その他は公式ルールに則り、マスターが厳正なジャッジを下す。イレギュラーな地形や障害物に苦戦を強いられながらも忠実に正確なショットを放つ井本さんと頭脳プレイまで見せた藤原さん。一方であと一歩のところで思い通りのショットが出ずに嘆くヒデさんだった。

一同がディスクゴルフに慣れてきた第4ホールは川越えコース。スタートのすぐ目の前に立ちはだかる柵と川の中にディスクが落ちるとOBとなってしまうため、川を覆う木々の間を縫って向こう岸に到達させなくてはならない。まずトップを走る藤原さんが放ったディスクは水音を立てて真っ直ぐ川に着水。次にそれを追うヒデさんの一投。迷いなく放たれたディスクは綺麗な弧を描き、対岸の草地に吸い込まれた。続く井本さんも木立をすり抜ける見事なショットを見せ、勝負の行方は終盤戦へ。

木々のトンネルを通り抜ける難関の最終ホールも全員がボギー以内で終えて無事ホールアウト。今回のディスクゴルフ対決の総合優勝は練習の段階からディスクゴルフのセンスを見せていた藤原さんに決定した。ご褒美には2021年の世界大会を大逆転で制したジェームス・コンラッド選手が描かれた記念ディスクがマスターから手渡された。