石工マスター 前編
2022年2月4日放送
#95
職人の伝統技術石工の基礎を学ぶ
石工マスターの第一歩としておあそびマスターズメンバーはまず、石工の基礎ともいえる石の面を平らにする作業に取りかかる。今回は白河石という比較的やわらかい石材を用い、けがきの線に合わせて手加工で平面を作っていく。特殊な石工道具を使って3人が挑戦した工程は4つ。 ①“コヤスケ”で叩いて削る。 ②“さし刃”で端を直角に削る。 ③“わり刃”で残った石の中央を削る。 ④“ビシャン”で平らにならして仕上げる。マスターのお手本と助言を参考に代わる代わる作業を進めていく。
- 今回のマスターは
- 稲田圭二郎
第30回技能グランプリ石工職種第1位(金賞)や全国石材技能士会会長表彰、東京都知事賞など数々の受賞歴を持つ1級石材施工技能士。住職のご厚意で泉蔵院本堂裏に工房を構える一銀石材の代表として東京都一円の都立公営霊園、寺院墓地、地域墓地などにてこだわりの手加工によるお墓づくりを行っている。
今回の撮影地
泉蔵院
東京都小平市大沼町5-9-8
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MISSION
01
コヤスケで大まかに 石材を削り落とす
まずはコヤスケでけがき線の外側を一周おおまかに削り落としていく。線の内側を削ってしまうと平面を出すためには再度そのラインに合わせて削り直さなければならないのでコヤスケを寝かせて外に逃すように削る必要がある。恐る恐る慎重にコヤスケを扱う井本さんを見守り、確かめ合いながら徐々にコツを掴んでいく一同。
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MISSION
02
さし刃とわり刃を 使いこなして直角を出す
次は膝をついてさし刃を太腿に押し当てて固定し、けがき線に合わせて正確に削る作業だ。マスターの老眼鏡を拝借し、気合い十分で挑むヒデさんとマスターのお手本を見てコツを掴んだようにも見えた藤原さんだったが、直角に削るのはなかなか難しい様子。続くわり刃で残った中央部を平らに削る作業も慎重になるあまり、時間ばかりが過ぎていった。手先の器用なおあそびマスターズの3人でもやはり素人には難度が高すぎたようでマスターの手を借りてなんとか最終工程へ。
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MISSION
03
いよいよ最終工程 ビシャン仕上げに挑戦
ポイントは常に垂直にビシャンを振り下ろすこと。そして端は欠けないように内側に押し込むようにして叩くことだそう。さしがねで平らを確かめながら不要な部分を削り取っていく。はじめからは見違えるほど慣れた手つきでビシャンを使いこなすメンバー。集中力を保って交互にひたすら叩き、ようやく完成を迎えた。一番大事だという角が一部欠けてしまったものの、マスターからははじめてにしてはすごいというお褒めの言葉をいただいた。
今回のPICK UP
アイテム
LOGOS メスキットぴったりざる
ロゴスのメスキットサイズに合わせて開発されたメスキットの調理の幅をさらに広げるナイスアイテム。揚げものやコーヒーの焙煎、野菜やパスタを茹でた後の湯切りなど、1セット持っておけばキャンプでの活躍は間違いなし。メスキット同様にハンドルは折りたたんで本体内部に収納可能だ。収納サイズ(約)幅15.5×奥行9.5×高さ5cm。3200円(税込)
LOGOS
COLLECTION
ワンポイントカラーを取り入れた おしゃれ防寒スタイル
今回はLOGOSショップ大阪店中村さんによる冬の寒さ対策を意識したコーディネート。保温性や動きやすさの機能面に加え、新年にふさわしい明るいワンポイントカラーを取り入れて全体的な外見のバランスも整えている。
●藤原さん(左)/ステンメランジジャケット-2 1万6500円、クライミングムービングパンツ8690円、ソフトブロックキルトマフラー4290円、シューズ TARVISIO1万6500円
●井本さん(中)/ファイバーダウンハーフコート2万2000円、クライミングムービングパンツ8690円、シューズLIENZ1万8700円
●ヒデさん(右)/LOGOS by Lipner ワームジャケット ダイアーOPEN価格、フリース裏地付きパンツ8690円(以上、すべて税込)