制作する小物を決めたおあそびマスターズの3人は、それぞれの段ボールの特徴的な模様や文字、色を作品のデザインに活かすため、想像力を働かせて段ボールをチョイスする。スタッフが用意したロゴスの梱包用ダンボール は シンプルで 色味に欠けるという理由で 即却下されてしまった。前編のコインケースと今回の財布の統一感を意識して柑橘系のシトラス、出身地にこだわって千葉県産人参、娘が好きなペッツの段ボールと3者それぞれのこだわりがここに現れた。

ルの加工テクニックを活かして各自段ボー ルの下ごしらえを進め、金型とプレス機で使用箇所を型抜きする。正確かつ楽々そして 、スピーディーなこの型抜きシステムにライセンス2人は感激の様子。一方、金型もない完全オリジナルのメガネケース製作を目指すヒデさんはマスターの手厚いサポートを受けつつ、難易度の高い作業に果敢にトライする。

定規とボンドを使って要領よく段ボールを組み立てていき、いよいよ最後の仕上げに突入する。井本さんはハンドプレッサーでボタンを取り付けてひと足先に完成。藤原さんのバッグに紐を取り付ける金具として登場したのはクリップ。これは身近なもので作品に実用性を与えるというマスターが貫いてきた信念だ。ヒデさんの メガネケースはマグネット開閉式という使い勝手抜群の仕上がりに。地元の段ボールに思いを込めて段ボールアートに励んだヒデさんには、マスターが世界35カ国で集めた段ボールの写真集が贈られた。