O.A.SO.BI MASTERS おあそびマスターズ

鍛冶をマスター 後編

2020年5月1日放送

#74

手間と根気が必要な包丁作り

前回の放送では、鋼付け~鉄打ち、柄を作るところまで完了したのだが、
体力と根気が必要な作業にかなり疲労困憊な様子の3人。
ここまででまだ工程の2割ということをマスターから聞き、驚きを隠せない様子だった。
今回はグラインダーで削るところから最後の刃付けまでを体験した。

今回のマスターは
石塚祥二郎

“総火作り”と呼ばれる伝統的な製法を行う刃物鍛冶「正次郎鋏刃物工芸」の6代目。
鍛冶職人としては24年目という大ベテランで、千葉県指定伝統的工芸品の製作者として認定されている。

今回の撮影地

正次郎鋏刃物工芸
千葉県成田市松崎697

  • MISSION

    01

    グラインダーで整える

    後編はグラインダー(大きな粗い砥石のようなもの)を使って、
    バリ取りや表面の凸凹をなくす工程から開始。
    まずは包丁の上側を削る。次に包丁の刃の部分をグラインダーに対して垂直に当てて
    削って整え、次に包丁の片側(鋼)を削る。

  • MISSION

    02

    取り出すタイミングの 見極めが重要

    次は金属を硬くする焼き入れの工程。
    鋼の焼き入れの場合は炭素が多いほど切れ味がよくなるため、炭素を出す松炭を使用。
    熱した炭の間に焼き入れする刃物を入れて熱する。
    刃物の色が黄色になってしまうと1000度ほどで温度が高すぎる。
    オレンジがくすんだ色になる800度~850度がベストな温度だ。
    刃全体の色が変わったら取り出し、冷たい油の中で冷やせば、焼き入れは完了。

  • MISSION

    03

    刃物に命を吹き込む刃付け

    焼き入れ時に曲がった刃をまっすぐにしたら、次は最後に刃付けの工程だ。
    3種類の砥石を使い、荒砥石→中砥石→仕上砥石の順で研いでいく。
    まずは刃物の右側の面から始める。
    刃を立てずに寝かせて砥石に当てて、押す時に力を入れて刃先から順番に研ぐ。
    研げるとザラザラとめくりができるので、刃全体にめくりができたら裏側を研ぎ、
    めくりが取れたら完了。続いて、中砥石、仕上げ砥石で順に同じ手順で研いだら完成。

今回のPICK UP
アイテム

SLダッチオーブン8inch

コンパクトサイズの8inchダッチオーブンはソロ~少人数のキャンプに最適。

シーズニング不要ですぐに使えるのも嬉しい。

容量は約1.7L、サイズは約幅23.5×奥行20×高さ12cm。

オープン価格

LOGOS
COLLECTION

暖かな春のお出かけに最適な爽やかスタイル

今回のコーディネイトはLOGOSショップららぽーと名古屋みなとアクルス店の藤井さんが担当。 春のお出かけをイメージして、軽やかな素材感のアイテムを組み合わせている。 肌寒い時に対応できる薄手のアウターを合わせたスタイルだ。

【左から】

●藤原さん/マエストラーレエアージャケット5900円、モミフィールダーアンクル5900円、シューズ私物

●ヒデさん/オールウェザータイプミスト1万4800円、ツイルテーパードパンツ6900円、シューズ LOGAN 1万9000円、LOGOS フレッシュ中折れハット2900円

●井本さん/ブロッキングフーディ9800円、ハイクテーパードパンツ6900円、シューズ STELVIO 1万5000円


(以上、すべて税抜)

鍛冶をマスター 後編

  • 予告編

    鍛冶をマスター 後編

  • HIDE(ペナルティ)×TAKAFUMI INOMOTO(ライセンス)× KAZUHIRO FUJIWARA (ライセンス)スペシャル対談!!

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