鋳金マスター 前編
2024年4月5日放送
#121
伝統的な工芸技法「鋳金」を初体験
番組開始から11年目を迎えたおあそびマスターズ一行が訪れたのは、西日暮里にある堀川鋳金所。今回3人がマスターする鋳金とは、鋳型に溶かした金属を流し込み、冷やし固めて金属製品を作る技法のことで、古くから日本に伝わり、職人の間で受け継がれてきた。東大寺の大仏なども鋳金によって作られており、同鋳金所の初代は日本橋の麒麟像の製作にも携わったという。そんな歴史ある伝統的技法に一行は挑戦する。
- 今回のマスターは
- 松本育祥さん
父・隆一氏(区登録無形文化財保持者)のもとで修業を積み、堀川鋳金所を継ぐ4代目。
-
MISSION
01
作品を通して鋳金に触れる
鋳金を学ぶにあたりマスターがまず案内したのは鋳金所の展示室。校門の金属看板から花器までが並び、一同は興味深く作品を閲覧していた。鋳金製品は複雑な形状も一体化して製造できるため、強度が高く壊れにくいそう。加えて小型の製品から大きなものまで作れ、同じものをいくつも作ることにも向いた手法という。100万円〜というマスターの作品には恐縮した様子の3人だった。
-
MISSION
02
家で使える小物を鋳金で作る
まずは一般向けの体験でも使用する型を使ってはじめての鋳金に挑戦する。ぐい呑み、箸置き、小皿の3種類の原型から好きなものを選ぶ。真っ先にぐい呑みを希望したヒデさんは、あとから少し難易度が高いことを聞かされて怖気付いていた。原型が決まり、ふるいを通して金枠に鋳物砂を入れる作業に取り掛かる。専用の道具を使いながら金枠に砂を詰め固め、表面の余分な砂を削り取る作業の気持ちよさには、一同声が漏れていた。
-
MISSION
03
高難度の繊細な作業が連続!?
均等に振動を与えて原型にわずかな隙間を作って鋳型を持ち上げる作業では、手先の器用な藤原さんも「何その繊細な作業〜!」とため息。それでも最難関のヒデさん含め、ここは高い集中力で乗り越える。ところが繊細な作業はなおも続き、下側の金枠から原型を抜き取る作業ではヒデさんの型にヒビが……。マスターの職人技で修正し、ことなきを得た。鋳口を作って全員の鋳型が完成。鋳金作品の出来栄えは後編へ。
今回のPICK UP
アイテム
ポリゴンステン プレート、ポリゴンステン ミニボウル、ポリゴンステン パーティープレート
耐久性がありサビにくい18-8ステンレスを採用した多角形形状の食器シリーズが新登場。スタッキングに対応するスマートなデザインは、自在にテーブル上のレイアウトも楽しめる。プレート&パーティープレートは縁に穴があるので吊り下げ可能。総合アウトドアレジャー施設「ロゴスランド」でも公式アイテムとして使われている。2860円、1870円、3960円(写真左から順に、すべて税込)
LOGOS
COLLECTION
LOGOS COLLECTION
ロゴスショップ イオンモール大阪ドームシティ店の山本さんが鋳金に挑む一同のスタイリングを担当した。コーディネートのテーマは「できる大人のアウトドアスタイル」とのこと。落ち着いたカラーリングに、ゆったり着られるアイテムを組み合わせて肩の力を抜いて過ごせる。
●藤原さん(左)/CAMP LOGOS テックツイルオクタカーディガン 1万4960円、CAMP LOGOS テックツイルオクタべスト 1万2760円、マイティースウェット 6930円、ベイカーパンツ 1万1000円
●井本さん(中)/ CAMP LOGOS 撥水シェルパーカー 1万3200円、サステナブルロンT 4620円、ソフトシェルクライミングパンツ 1万3200円
●ヒデさん(右)/ネモスシェル 9350円、マイティースウェット 6930円、ダントツ撥水ペインターパンツ 1万3200円
(以上、すべて税込)